男性不妊ってなんだろう?
不妊症というと、女性に起こる症状のように取られがちだと思いませんか?
実際、一人で思い悩んでいる女性って、かなりいるんですよ。
不妊の夫婦の中で、原因が男性だという場合は半数近くにもなるんです。
そもそもの不妊症の定義とは、定期的に性生活があり、避妊をしてないのにも関わらず、妊娠を2年以上しない場合だとか。
これは、子ども希望の夫婦、10組に1組が悩んでいる、ということになります。
男性にも問題のある場合があるのに、女性だけ悩むのはおかしいですよね。
男性不妊症って、増えているんだそうですよ。
男性側の妊孕性(にんようせい。妊娠できる能力のこと)が低いという場合があるということです。
男性不妊の原因としては、
・勃起障害
・精路閉鎖
・染色体異常
・射精障害
・性腺発育不全
などの他、原因不明なものもあります。
男性側も、不妊治療に取り組むことができるのが理想的なのですが、産婦人科を受診することに抵抗のある男性は、かなり多いかと思います。
女性に検査を勧められたからと言って病院に行ってくれる男性は、かなりいい傾向なんです。
不妊治療をしてまで子どもが欲しいわけじゃない、と考えてしまう人が多いんだと思います。
そもそも、赤ちゃんは二人の子どもだけど、十月十日を一緒に過ごすのは女性なのもあり、父性本能っていうのが芽生えにくいんだとか。
繰り返しますが、不妊の原因の半分は男性に問題があります。
ということは、不妊って、夫婦二人の問題なんです。
夫婦そろって取り組まなくてはいけないことですから、相互理解や協力をし合い、赤ちゃんに会える日を迎える準備をしていきたいものです。